アウトプットの時間~チラシテンプレートをダウンロードして見えてきたこと~
前回は「いいチラシをつくりたい」ということで勉強しましたが、その中で出てきたおススメの勉強方法のひとつ、Adobe stockからチラシのテンプレートをダウンロードして、「どんなところをいいと思うのか」それを探ってみます。チラシは英語ではflyer。テンプレートの検索は日本語でも出てきますが、英語で検索するとさらに多くの種類が出てきます。今回は、フォントのことも考えて、日本語のチラシテンプレートをダウンロードしてみました。


まずは「印象」
このチラシを見てどんな印象を持ったか。私の場合は「華やか」「おめでたい」「正月」「和風」「わくわく」「ちょっと高級感」「特別感」とかでしょうか。
なぜそう感じるのか?まずは色かな?金色はやっぱり祝いとか特別とか華やかなイメージですよね。でもお祝いは正月以外にもあるので、なぜ正月感があるのか…それは白、赤、金の色の組み合わせと「福袋」のイラスト。あと、日の出を感じさせる背景のイラストもそうですよね。和風な感じを受けるのは、背景のテクスチャが市松模様だったり、和の波模様だからだと思います。そして、菊、梅などの典型的な花の模様。そして「謹賀新年」の部分に代表される和風のフォントだと感じました。
レイヤー構造
まずはレイヤー構造からみていきます。どちらも4つのレイヤーに分けられていました。上から順番に
- テキスト
- プレースホルダー
- グラフィック
- バックグラウンド
です。上から順番に紐解いていきましょう。
テキストレイヤー
まずは使われているフォントです。
日本語フォントは
- Ro篠Std-M
- DNP 秀英初号明朝 Std Hv
- VDL ヨタG M
英文フォントは
- HWT Roman Extended Lightface
- Garamond Premier Pro Light Display
- HWT VanLanen
これらのフォントから受ける印象は「きっちりとした」とか「正式な」みたいな儀式感のようなものがあります。新年のスタートの心構え・・・みたいな感じでしょうか。
フォントサイズ
一番サイズが大きいのは「新春初売り」。それが優先順位一位のテキストだとわかります。そして、その近くにいつなのか日付の情報と、どのくらいお得なのかの割引の情報。それらがまずは伝えたい内容として、人の目を引きよせて、さらに詳しい内容を読みたい人にはそれ以外の情報を提供している…という印象です。
グループ化
新春初売りで、それはいつ、どのくらいの割引か。その情報が中央に集められて1グループ。四角の画像とその下のテキストのグループは、その初売りの内容が例としてリストのように同列に並んでいるので「あ、内容はこんなものがあるのだな」ということがわかります。画像の大きさもフォントも同じ条件で並べているので、どれがメインということではなく、全てが同じくらいの力量でセールの内容として挙げられているということも感じました。
装飾、色
余白を多くとって、品の良さを出している気がします。その部分は金色。赤い部分はやはり目がいきますね。そしてワクワク感。赤ってやっぱり人が興奮する色なのかな?
こんな感じでいろいろな種類のテンプレートを読み解いて、自分が作ってみたいものがあれば作ってみると勉強になりそうです。
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