初心者でもサクッとできるAdobe CC Expressの使い方~SNS投稿から印刷物まで目に留まる画像を作る~

2022年1月27日AdobeCCExpress

アプリケーションをインストールする必要もなく、ブラウザ上で操作出来て、しかも無料から使えるデザインツールがどんどん進化しています。

Webサイト、ランディングページ、SNSでの投稿など集客につなげるのに必要な画像は、デザイナーに発注するには少々コストが高かったり、そもそも本格的なソフトは高額で使い方も難しい・・・それはどんどん過去の話になってきています(もちろん、デザイナーさんに発注するべき大切なものはあります!)

ちょっとした画像が必要だったら時間をかけず簡単に作りたい。フリーランスや個人事業主の場合は常にそんな思いを持っていることと思います。

CC Expressの活用法

CC Expressを活用したい!そういう方はプロのデザイナーを目指しているというわけではなく、ビジネスや宣伝にサクッと素敵な画像を作りたい、そういう方が多いと思います。(テンプレートなどはデザインの勉強ツールとしては有効です)CC Expressはオンライン上で無料から使えるグラフィックデザインのツールです。まだちょっと使い勝手の悪いところもありますが、今後どんどん進化するであろう期待のツールですね!

今すぐ使いたくなる2つの理由(プラス条件次第でもうひとつ)

①無料で始められる

AdobeIDを取得すれば(無料のアカウントです)誰でも無料から利用できます。デザインの知識もいらないし、テクニック、ノウハウもいりません。テンプレートが揃っているのでどなたでも簡単に使うことが出来ます。

②数千のテンプレート、ロイヤリティフリーの写真、豊富なフォントが使えます

テンプレートの数は他のサービスと比べるとまだ少ないかもしれませんが、Adobe Stockのロイヤリティフリーの写真や、膨大な種類のAdobe Fontsを使うことができます。商用利用ももちろん可能です。

プラス条件次第では:CCメンバーシップがあればモバイル版も利用できる

すでにAdobeの製品を購入していてCCのメンバーシップを持っている場合はモバイル版アプリも利用できます。データはCCライブラリというクラウドに保存できるので、ブラウザで制作してそれをモバイルで使うという便利な利用方法がおススメです。

どんなものが作れるの?活用法6選

  • SNSの投稿画像
  • ブログなどのカバー画像
  • 名刺・カード
  • チラシやメニュー
  • ロゴ
  • Youtubeサムネール画像

他にもショップカード、招待状、ブックカバーなどのテンプレートもあります。色々使ってみたいですね。

せっかくのテンプレート。カスタマイズで失敗しないコツ

目線の流れを意識する

画像の中に文字情報を入れる時には、自然な目線の流れに誘導できる位置に必要な情報を並べるように意識する。「Zの法則」としても有名ですが、画像内のテキスト部分もこれを意識すると読みやすくなるんですよね!

バラバラなフォントを使わない

フォントの種類がありすぎると何が重要な情報なのかわからなくなります。読ませる文字と飾り文字を意識して区別しましょう。読ませる文字のフォントは1~2種類がおススメ。
読ませる文字にはゴシック体が適しています。ゴシック体は文字の太さが一緒なので理解しやすい文字と言われています。これに対して明朝体は長文を読む時に適しています。さらに明朝体はオシャレなイメージを出す時にも適していますよ。

文字には余白を十分にとる

余白をたくさん取ると文字が強調されます。文字をたくさん詰め込むよりも、強調したいときには十分な余白を取る方が効果的なのです。そして、余白の大きさをバラバラしないこと。余白が一定の間隔で文字が配置されていると、それだけで心地よく読みやすい情報になります。

デザインで気持ちを伝える

誰のために宣伝効果のある画像を作るのか、目的意識を持って作るように心がけましょう。これはデザイナーさんがみなさんおっしゃいますね。お客様が喜ぶものを作る。デザイナー本人が作りたいものを作るという意識から、これを見る人が喜ぶことを意識してデザインする・・・基本中の基本かもしれません。

告知画像には5W1Hを入れる

告知の画像の中には必要な情報が揃っているか、5W1Hを使ってチェック。中でもWhyの部分は告知を見た人が行動に移す理由を考えて(これを見たら行動したいと思うような)キャッチを入れるようにしましょう。

画像素材を使う時の工夫

特に人物が写っている画像素材。いいな、と思うものは外国人モデルのものしかないというのもよくあること。そんな時にその写真を使うコツはトリミングで顔の部分が入らない場所を使うこと。髪の毛の色や目の色などが見えないと意外に違和感なく利用できます。これで使える素材の幅が広がりますね。

配色のコツは

競合する告知画像を検索して、よく使われている色を利用すると効果的です。同じ業種でもターゲット層によって使われる色も変わるので、検索する時のキーワードを少し細かく設定すると良さそうです。