チラシはレイアウトが肝なのか?

2022年1月27日チラシ,レイアウト

チラシを作る機会はよくあります。現在の本業でも年に何回か制作しますし、過去の職種でもチラシ制作をやる機会が結構ありました。難しいなと毎回思います。でも何が難しいのかよくわからず、それはつまり何が良いのかわかっていないからだったのだろうと思います。

AdobeいろはシリーズのIllustrator無料オンライン講座もチラシは複数回取り上げられていて、作る機会、悩んでいる人が多いのではないかと思われます。

今回視聴した動画はこちら↓

デザイナーじゃないけど、「いいチラシをデザイン」したい! 〜 レイアウトの“考えかたとつくる流れ” 〜(2020.6.9)

あなたのチラシが100倍よくなる! “魅せるチラシづくり・デザイン制作”に必須、Illustrator活用のコツ。<前編>(2021.2.4) 

あなたのチラシが100倍よくなる! “魅せるチラシづくり・デザイン制作”に必須、Illustrator活用のコツ。<後編>(2021.2.18) 

チラシを作る機会って、仕事をしていると意外とあるのではないでしょうか。会社勤めされている方でも、例えば社内向けのイベントとかお知らせのチラシ的なもの、担当になったから作らないと…なんてこともあると思います。

もちろん、自分でビジネスされている方は、いかに人に見てもらえるもの、目を留めてもらえるものを作るかが勝負だったりしますよね。

こんなところが刺さりました

講師のアトオシさんが毎回デザインの基本についてお話をしっかり受け止めて・・・いるはずなのですが「いいチラシ」ってなんだろう?チラシの目的とは・・・見てもらうこと?見たあとにどんな印象を持ってほしいのか、どんな行動をしてもらいたいのか、それがチラシの目的なのではないかと思います。

動画視聴を続けながら、意図した印象を与える、それはレイアウトなのか!?っていうところがまず驚いたポイントでした。レイアウトを真剣に考えたこと、あったかな?しかも目的が伝わるように意図するってどういうことなんだろう?

まずはチラシのデザインに取り入れる情報の整理です。記載情報を書き出し、優先情報を決めて、完成した時にチラシを見た人がどんな印象を持ってもらうか、その印象を決めます。そしてデザインのテーマを決めるのだそうです。

そして、整理した情報をもとにそれに必要な既存のチラシデザインを調べてリサーチです。この手順は前回までと同様に「いいデザインを作る」ためのアトオシさんが強く勧めている手順ですね!そしていよいよ「レイアウト」に入ります。

ここで名言登場!

今回のアトオシさんの名言

骨→肉→服の順番で考える。いきなり肉や服の部分を考えても骨が決まっていないからぐちゃぐちゃになる。

■骨の部分て?それは要素。要素はテキストと画像です。

骨に当たるものは何があるのか

  • 要素の配置/サイズ、マージン調整
  • テキスト/店の名前、キャッチフレーズ、紹介文、住所、連絡先
  • 画像/店構え、商品など

代表的な「骨=必要な情報」はこんな感じだと思います。まずはそれらを整理します。
必要な情報は、割とてんこ盛りにしがち。あれもこれも必要だと思って詰め込んでしまうこと、多いのではないでしょうか。この整理する力はやはり経験を積むしかないのでしょうか。名刺の時に「優先順位をつける」ということが出てきましたが、チラシにもそれが必要なのでは?と感じます。

情報の整理をしたあとにラフを描いていくのですが、詳しい手順は各講座の動画で丁寧に解説されています。

■肉はフォントや画像の配置、服は色や装飾

骨が出来たら肉をつけていくのですが、肉の部分での目からウロコポイントは、画像そのものを配置してしまうのではなく、グレーの四角の図形で画像エリアをざっくり配置するところです。

なぜグレーの四角にするのか?

それは、いきなり画像を配置してしまうと、その情報にデザインが引っ張られてしまうから。この段階では骨組みを元にした肉の配置を決めているので、それに集中するためにグレーの四角い画像エリアだけ配置するのだそうです。

直接画像配置して、その画像に合うように再び文字その他修正しちゃってました!確かに画像の情報に引っ張られますね!

次に考える「同じ情報のグループ化」も、今まではなんとなくやっていた感じで、目的や見やすさをきちんと考えた上でグループ化するという意識なく配置していました。
グループ化しても(したと思っていても)グループに見えなければ意味がないので、同じグループだとわかるようにするために、「揃える」という作業があるんですね~!そんなこと意識していませんでした。テキストの先頭や長さ、位置を揃えると同じグループ感が増してそれが情報を見やすくする効果も上げているのだな、と自分でやってみると発見できます。

ということで、ものすごく中身の濃い動画視聴の中から私が個人的に印象に残った点だけピックアップしてみたのですが、実際のデザインの流れだったり勉強のコツだったり、クライアントさんとの打ち合わせ方法だったり、他にもたくさん役に立つこと、知識になることが詰まっているシリーズです。

毎回とても勉強になります!ということで、講師のおススメ勉強法のひとつ、Adobe stockからチラシテンプレートをダウンロードして、どんなレイアウトされているのか、次回解いていこうと思います。